世界のコーヒーの消費量(コーヒー生豆換算の統計より)

今回は、国際コーヒー機関 /International Coffee Organization(ICO)の統計データからコーヒーの消費量の話をしてみます。
世界の国別消費量と世界の一人当たりコーヒー消費量という資料がありました。

数値を集計すると以下のことがわかりました。
・2018-2023年でトータルの消費量は▲2.5%
・   〃  輸出国合計では7.6%増で、輸入国合計では11%減少
・消費量の伸び率が高い国は、輸出国ではコロンビア、インドネシア、ベトナム、タイ
・    〃 輸入国ではロシア、スイス 
・消費量の上昇ならブラジル
・ブラジルとアメリカ合衆国の2国で、全消費量の34%を占める
・日本の消費量は、全消費量の約5%
・2018-2023年で日本の消費量は15%減少
・ 〃 一人当たりコーヒー消費量はほぼ横ばいなので、人口減少によるものと言えそうです

いかがでしょうか?これだけを見ると、伝統的消費国だった西洋諸国では消費減少、生産国で商品が増えているように見えます。
一人当たりコーヒー消費量でも生産国は増加している国が多く、西洋諸国は横ばいとい感じです。
日本をはじめ人口減少もあるのでしょうが、コーヒー生豆の輸入価格上昇も影響も今後強くなるかもしれません。

このICO統計には中国は入っていません。
中国のコーヒー消費量は年間28万トン(コーヒー生豆換算かは不明)らしく、ICO統計の合計は800万トンです。
大きなインパクトとも言い切れないとも言えますが、消費量は増えているとされています。
ちなみに、日本は2023年のコーヒー消費量は40万トンです。

余談です
国別消費量では、単位に「袋」を使っているのでコーヒー生豆に換算されているのかな?と推測します。
国別コーヒー消費量では、単位に「kg」を使っており統一してほしいと思いました。
日本でコーヒー離れが起きないように願っています。