コーヒー生豆は高値圏で定着するのか?

コーヒー生豆の実勢価格=国内流通価格が一向に下がらない。2024年は上昇基調です。

日本のコーヒー生豆はほぼ100%が輸入です。
実勢価格を決める要素は大きく2つあります。
(1)NY等の市場取引価格(相場です)
(2)為替相場(ドル円、ドル生産国通貨)
これに加えて、
(3)輸出国での現地の意思
(4)個別銘柄のプレミアム評価
で決まります。

相対的に高価な銘柄や安価な銘柄は存在しますが、多くの銘柄は(1)~(3)の影響を受けて決まります。

コーヒー生豆相場、つまり(1)の部分を見ると、現在と同じ高値となったのは、
1997年4-5月
2011年1-8月
2021年10月-2022年8月
2024年4月-現在9月
となります。
実際の流通価格は、2021年10月から現在2024年9月まで高値圏から下がらない状態が続いています。
2023年にやや相場が下がりましたが、(3)の産地でかっくを下げない状態が続き、実勢価格はほとんど下がりませんでした。
高値が3年間続いているのは非常に珍しく、下値が切りあがった可能性が高いかもしれません。

コロナ感染対応が、2020年4月の緊急事態宣言から22年3月のまん延防止等重点措置終了までとすると
現在の相場、実勢価格ともにコロナ時を超えた高値となっています。

2014年のコーヒー生豆の写真がありました。輸入時荷姿のドンゴロスに入っています。