コーヒー生豆に混ざっている異物

コーヒー生豆は、産地でドンゴロスに詰めて輸出されています。
日本へ到着して税関を終えると、ドンゴロスのまま倉庫で保管します。必要量を店頭へ輸送して焙煎しますが、
店頭へ到着後は、
①ドンゴロスを開封
②異物除去
③保管
の手順で進めます。

①は、糸で縫われたコーヒー生豆入りのドンゴロスから、糸の端を切って一気に糸を引き抜きます。するっと抜けると爽快です。
②は、開業当初は目視で手作業でコーヒー生豆に含まれる異物を除去していました。同時に欠点豆も取り除いていました。
取扱量が増えてからは、異物除去装置を使っています。
異物の多くは、石ころ、コンクリート片、穀物ですが、金属が混ざっていることもあります。

輸入後のコーヒー生豆に異物が混入することはほとんどなく、コーヒー生豆は輸出時に異物が含まれているモノとして調達しています。
異物除去装置でも100%除去できるわけではなく、希に異物が残ったままコーヒー生豆をお届けしてしまうことがあると思います。

コーヒーの実を収穫する際に地面に落とす方式、乾燥する際にコンクリート地面で乾燥される方式、発酵槽を利用する方式
など、コーヒー生豆の精製工程で異物が混ざってしまう可能性があることがうかがえます。

③では、異物除去装置を通過したコーヒー生豆をグレンプロに詰めて保管、必要量を取り出しています。