はじめて経験したコーヒー生豆のロブスタ種の高騰

コーヒー生豆は、市場での取引価格(相場)と実際に調達する実勢価格があります。相場はドルで見て、実勢価格は日本円で見てコーヒー生豆を調達しています。
相場では、コーヒー豆はアラビカ種とロブスタ種それぞれの市場があります。

コロナ拡大期にコーヒー豆が高騰したのは、アラビカ種でした。
2024年になると、アラビカ種は高止まりのままで、くわえてロブスタ種が高騰してしまいました。
当社では、ロブスタ種の取り扱いは無いので直接の影響はありませんが、
・アラビカ種が高価なのでロブスタ種で代用している
・ロブスタ種の生産者が高値で売れると判断して価格を上げている
ということのようです。
当社は2000年ごろからコーヒー生豆を調達していますが、ロブスタ種がこれほど高騰するのは初めての経験です。

従来は、コーヒー豆は毎年収穫されるので、投機的な高騰なら1年は続かないと考えられていたので、これほどの長い期間にわたって高値から下がらないのは予想外でした。
アラビカ種の高止まりが続いているため、ロブスタ種まで価格上昇してしまったと考えられます。
そろそろコーヒー豆高値圏最終段階でまもなく下落するのか、これが平常価格となるのか?

私たち消費側にとっての良い兆候は、
・円高に向かい、国内の実勢価格が抑えられる
・コーヒー豆相場では、長期モノの相場が短期モノより安価になりはじめた

これまでの経験からは予想できない状態です。きっと他の商品でも似たような状態になっているのだろうと思います。